NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は、岩手県陸前高田市戸羽太市長の最新刊の書評について掲載している 、3月27日午後20時24分のブログを紹介する。
【書評】がんばっぺし! ぺしぺしぺし! 陸前高田市長が綴る"復興を支える仲間"との732日
戸羽陸前高田市長の最新刊。「「僕と友達になってくれませんか?」その一言が私の心をポジティブに変えた。」から始まる戸羽さんのストーリー。2年前の5月3日、東京。ハートタウンミッションでのヒミオカジマさんの甲高い言葉。僕はその仕掛け人の一人として、また、時代の当事者として、その現場にいました。あの現場の何とも言えないヒリヒリ感。
この本では、戸羽さんの友達が多く登場します。人と人が出会い、人と人が繋がっていく。そのことが、どれほど素晴らしいことなのか、友達の輪が広がることでどれくらい可能性が広がっていくのか。一方で、被災地復興が遅々として進んでいないことが、戸羽さんのあの語り口で、みんなに語りかけていきます。
不肖、僕も登場します。いわく、
樋渡さんは私の横で山中さん(山中松阪市長)が熱弁をふるっていることなどお構いなしに、パソコンのキーボードを叩いている。・・自称変態です。
・・
樋渡市長のすごいところは、「タブー」をつくらないこと。自分の判断の中で、これが正しい。これが正論だ。これがベストな選択だと判断した場合、前例があろうがなかろうが、他人から批判されようがされまいが関係なしに突き進む。とにかく周りの人たちは大変だと思います。
を始め、何ページも登場しますが、良く見ているし、鋭い。
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この本は戸羽さんの頑張るストーリーとして読むのはあまりも惜しい。僕も書かれて、解剖されて分かったけど、なぜ、戸羽さんに人が集まり、熱く、そして、涙を流すのか。この本を読めば分かります。そして、とてつもなく、温かい気持ちになります。
戸羽さんは、僕を命の恩人と言う。それは逆だ。戸羽さんと出会い、僕は、何のため仕事をしているのかはっきり分かったのだから。でも、戸羽さんは聖人君子では無い。僕と同じ変態です(笑)。松阪市長よりはマシだけどね、お互い。
ともあれ、その回答は、ぜひ、この本を開いてください。何度も何度も読み返して、涙を流しながら、戸羽さん、被災地と寄り添おうと思った。戸羽さん、素敵な本、ありがとう。
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